履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本)とは?
履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本)とは、社名や本店所在地などが明記された登記簿のことで、商取引を円滑化するためのものです。
会社法ならびに商法によって、法務局に備えられるよう規定されています。
現在では商業登記簿謄本ではなく、登記事項証明書という名称の方が一般的です。
会社を設立する際は法律に則り、登記申請書を提出しなければなりません。それは自分が他社の情報を登記簿から知ることが出来るのと同様に、自分が設立する会社の情報も他人に公開しなければならないからです。
設立登記申請書には、商号(社名)や本店所在地、課税標準金額(資本金の金額)などを記載します。また、同時に定款を添付書類として用いることになるため、登記申請をするまでに定款を作成し終えていなければなりません。
登記申請は設立する会社の代表取締役本人がすることになりますが、委任状があれば代理人でも申請可能です。申請は本店所在地を管轄する法務局で行いますので、居住地の近くにある法務局と間違えないように注意しましょう。
いつ登記申請しても良いという訳ではなく、取締役・監査役による調査が終了した日の翌日、または発起人が定めた日から2週間以内が登記申請の期限となります。期限を過ぎても設立登記申請は可能ですが、100万円以下の過料が科せられることがあります。
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