会社設立と個人事業主の違い
起業しようと思い立った際に、どのような方法で実現すればよいのでしょうか。その方法は、「会社を設立する」「個人事業主となる」の二つがあります。
この二つの方法の間には、「設立の手続き」「事業年度」「責任の負い方」「廃業の方法」に関して、大きな違いがあります。
■設立の手続き
会社を設立する場合は、定款を作成して、資本金を払い込んだり会社設立登記を作成して登記申請したりなどの手続きを経る必要があります。一方で、個人事業主として事業を始める場合には、定款・登記の作成の手続きをするのではなく、開業届を提出する必要があります。
■事業年度
個人事業主として事業を行う場合は、決算の際に、事業年度を1月から12月の暦年としなければなりません。一方で会社を設立すると、これを自由に決めることができます。
■責任の負い方
個人事業主は、事業に対して無限責任を負います。会社を設立すると、個人財産と会社財産は切り離され、有限責任を負います。
■廃業の方法
会社を設立する場合は、廃業する際、清算の手続きが必要になります。個人事業主は、廃業する場合には廃業届を出すだけでよく、簡易な手続きで足ります。
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